デイサービス デイサービスとは介護サービスのうちのひとつで、老人デイサービスセンターとも通所介護事業所ともいわれます。 老人福祉法に基づき、高齢者に限らず、在宅で介護を受けている方を施設に送迎し、入浴や食事、機能訓練、そしてレクリエーションなどのサービスを提供しています。 介護保険法に基づく市町村の要介護認定を受けていて、要支援または要介護に認定された人が利用することができます。 利用料金は要介護度によって変わります。 平成17年度より居住費と食費が自己負担になっており、改善点としては低所得者に対して特定入所者介護サービス費が給付されるようになりました。 似た言葉でデイケアというものがありますが、こちらは老人保健法に基づいたサービスです。 デイサービスを利用するメリットは要介護者、介護者双方にあります。 要介護者にとっては、寝たきりになってしまうと、一人で外にでかけることができません。 介護してくれる家族との会話だけになり、孤独感がでて気持ちもふさぎがちになります。 そういったとき、週に1、2回デーサービスセンターに出向き、交流をすることができるのは大きな楽しみとなります。 また入浴ができることも大きいです。 普段生活をする家で、寝たきりの方が入浴をすることは、器材、スペース、そして肉体的負担のこともあり、現実的にとても難しいのです。 それが、デイサービスセンターでは広い風呂で足を伸ばしてリラックスしてくつろげます。 デイサービスから帰ると、お年寄りの機嫌がよくなる、というのはこういったことが大きいのでしょう。 そして介護する家族側にとってみると、週に一二回だけでも、介護の負担から解放される、その気分転換という精神的な面が大きいのです。 どうしても出かけなければいけない時、たまには遊びたい時、そんな時に利用されることが多いです。 |
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グループホーム グループホームとは、病気や、障害があるために日常生活を送ることに支障を来たしている人たちに対して介護関連の専門スタッフが援助をしながら、少ない人数で一般的な住居に住み、共同生活を送るという介護の形態のことを言います。 グループホームに住んでいるからといって、そこに缶詰になるのではなく、住んでいる地域の地域社会にも参加していきます。 グループホームは、集団生活型介護と呼ばれることもあります。 グループホームという介護の方法がどこで始まったかというと、もともとはヨーロッパの思想だと言われています。 ヨーロッパでは、かねてから障害者を施設から解放しようという動きがありました。 精神障害者、知的障害者を社会的な隔離施設から解放しようという脱施設の動向が、患者・高齢者・要養護の児童にも拡大されていき、広く浸透してきたものがグループホームの考え方を生んだとされています。 グループホームの中でも、認知症対応型である認知症高齢者のためのグループホームがもっとも多く、その他嚥下困難、学習障害など、さまざまな障害に対応したタイプのグループホームも存在します。 グループホームは、福祉施設という捉え方ではなく、どちらかというと「家」と言った方が適切だと思われます。 実際、認知症高齢者型グループホームは、介護保険上でも住宅とみなされていますし、また、そのグループホームで提供されるサービスを、在宅サービスと位置付けています。 中でも、グループホームならではというものなのですが、最も典型的なタイプとしては、住宅であること、すなわち自宅であるということを重視して擬似家族的に生活を送るグループホームがあります。 これらのサービスは、介護援助サービス企業が設けたものもありますし、障害者グループが自ら自立生活を目指して共同生活に踏み切り、ボランティアを募って、その人たちの援助で生活するものもあります。 こうした独立したグループホームのほかに、大きな施設の中に、グループホームがいくつも立ち並ぶというタイプも存在します。 例えば、総合病院の敷地内にグループホームが何棟か立っているというような状態です。 これを分園化といいますが、グループホームではきめ細かなケアを受けることが出来、また、何かあったらすぐに病院を利用できるという、両方の利点を存分に生かせるという工夫が施されています。 |
介護食について 介護食とは、どのようなものなのかご存知でしょうか?介護食について少し考えてみたいと思います。 介護食とは、読んで字のごとく介護が必要な人が食べる食事のことです。 介護が必要な人というのは、要介護者のことですが、要介護者と一口に言っても様々です。 痴呆症の老人であったり、嚥下障害があったり、あるいは消化器になんらかの疾患があったり。 食事の介助にも気を配らねばなりませんが、与える食事にも気を配らねばなりません。 介護食が、専門の栄養士やスタッフによって作られる介護施設ならばそんなに気にすることもないのでしょうが、在宅介護で、家族によって介護が行われている場合には、当然、介護食も家族による手作りということになるわけですから、要介護者の好みや、栄養面、それから誤飲をしないような、飲み込みやすい状態に調理するなど、かなり気を使うことになると思います。 要介護者は、ちょっと外食に行く、というようなことはありませんから、介護食が単調になってしまわないような工夫も必要になってくるでしょう。 栄養の偏りがないように、それでいて、要介護者の好みで介護食の献立を作ることが出来れば一番いいのですが、好みを取り入れ、バラエティに富んだ介護食を手作りするのは大変でしょう。 介護する期間が長くなってくると、介護される方も、ちょっとわがままになったりすることもあり、せっかく作った介護食も、好きなものしか手をつけないなんてこともあるようです。 もし、固形物が飲み込みにくいとか、噛んで食べることを嫌がったりする場合には介護食のメインを、スープ状のものにして、するっと飲み込めるように工夫した方がいいかもしれません。 好き嫌いは、栄養の偏りにつながってしまうからです。 要介護者の嫌いなものは、そのスープの中にミキサーをかけて少しずつ混ぜるようにすればちゃんと食べてくれることが多いようです。 ミキサーをかければ、海草や豆類なども手軽に調理して、与えることが出来ます。 また、お茶などの水分は、どうしても飲み込みにくいので少しとろみをつけて与えた方が良いでしょう。 市販のとろみ調整剤などが役に立つと思います。 |